TOEIC960点取った私が、独学で英語を上達させる方法を公開します!
英語を上達させたいけれど、どうやってやればいいのかわからないという方はいませんか?
独学でTOEIC960点を取った&塾に通わずに国立大学に合格した私の勉強法を公開させていただきます!
個人的な体験談になるので、合う合わないもあるかと思いますが、私の経験が少しでもお役にたてば嬉しいです!
1 そもそも英語上達とは?
突然ですが、あなたは「海外旅行に行きたい!」と思ったときにまず何をしますか?
おそらく多くの人がまず行き先を決めて、日程を決めて、パスポートを確認して、飛行機を取って、ホテルを取って、荷物を詰めて、と順番に手続きをしますよね。
「何かをしたい!」と思ったときには、具体的な「やるべき手順」が決まっており、それを一つ一つこなしていくことで実現します。
英語上達も一緒です。
このページを見ていただいている方は「英語が上達したいけれど、どうしたらいいかわからない」と思っていることでしょう。
そうなってしまう原因は、「英語が上達する」という目標が漠然としすぎていて、目指すべきところが具体的に見えてこないからです。
そのため、勉強を始めるにも何からどうやって始めたらいいのか途方に暮れてしまうことになります。
英語上達させたい!と思ったら、海外旅行の計画と一緒で、ひとつひとつ手順をこなしていく必要があります。
英語上達への手順の1つ目は、まず「行き先」を決めること。
「行き先」とは、あなたの「モチベーション」です。
なぜ英語を上達させたいのか。
英語ができることで、あなたは何が嬉しいのか。
英語でなにをしたいのか。
これを明確にしておく必要があります。
私の経験上、「英語上達」や「志望校合格」などには、はじめにモチベーションを明確にしておくことがかなり重要です。
モチベーションがないと、多くの場合挫折してしまいます。
そのくらい、英語学習は長く険しい道程なのです。
登山やマラソンに置き換えるとわかりやすいかもしれません。
最後に「きれいな景色」があるとわかっていないと、走り出しても途中で必ず挫折します。
走り終わった後の美味しい豚汁が飲みたくて、山頂のあの景色をみたくて、だから辛い道のりも走り続けられる。
まずは、自分にとっての「英語上達」のモチベーションを明確にしましょう。
モチベーションの有無によって、上達のスピードがかなり違ってきます。
モチベーションの明確化は、最重要であるながらいますぐにできるので、まず取り組むべきことです。
具体的なモチベーション設定方法については、「3の1 目標を定めよう」で解説します!
2 独学をするメリット
では、英語を独学で勉強することのメリットについてご紹介していきます。
まずは、なぜ私が独学で英語を勉強することにしたかについて少しお話します。
理由は、独学の方が効率がよいし、楽しいし、お金もかからないからです。
まず、効率が良いの部分について。
目標があれば、それに向かって一直線に進んだほうが効率がいいですよね。
塾やスクールは、自分に特化していません。みんなで一緒に進んでいくんです。
なので、自分の得意なことも苦手なことも、同じ重量で、同じ速度で進んでしまいます。
しかし、独学なら、自分でわかっている部分は飛ばして、苦手な部分だけゆっくり行えばとても効率よく学習をすすめることができるのです。
同じ時間の勉強量でも、自分にとっての学びの量は、独学のほうが大きくなります。
次に、楽しいという部分についてです。
私は飽き性なので、つまらない単語帳や興味のない英文を読むの勉強方では、モチベーションが下がってしまいます。
しかし独学なら、自分で楽しいと思う方法を選ぶことができます。
自分のことは自分が一番よく知っていますよね。
どんなことなら、自分は興味を持って続けられるか。
どんなことは、自分が嫌いか。
独学なら、自分の「好き」に英語学習を寄せて、「楽しいことをしてる」と自分を騙しながら楽しく英語学習を進めることができるのです。
最後に、お金がかからないという部分についてです。
これは言わずもがなですが、独学はスクールや塾に行くのと比べると、断然お金がかかりません。
独学にかかるお金を書き出すと「教材費・サブスク料(オプション)」くらいです。
教材は、学校で配られる教材意外に自分で好みの教材を買った場合にかかります。
サブスク料は、Youtubeの動画等以外に、Netflixなどの有料動画で英語を勉強したいと思った場合にかかります。
しかし、これらは塾にくらべると激安です。
しかも、私的には、自分でしっかりできれば塾なんかより、断然効率的です。
以上の理由から、独学は塾やスクールに通うよりもメリットが大きいことがわかりました。
3 独学に向いている人・向いていない人
英語を独学すると効率的で楽しくて安い、というメリットについてお話してきました。
しかし、英語独学はすべての人に向いているかというと、そういうわけでもありません。
どのような人が向いていて、どのような人が向いていないのかについてお話します。
まず、向いているのはこんな人です。
- 自分で目標をしっかり設定できる人
- 強いモチベーションがある人
次に、向いていないのはこんな人です。
- 目標が明確にない人
- 英語学習のモチベーションがあまりない人
独学は、一人で行うので、近くで「頑張れ」とか「ここまでやってみよう」などと一緒に走ってくれる人がいません。
全ては自分との対話になります。
なので自分で、怠けようとする自分に喝をいれる先生役もこなす必要があります。
そんな強靭なメンタル持ってないわ…
と思っても大丈夫。
「モチベーション」さえあれば乗り越えていけます。
なぜなら、モチベーション=欲求になるからです。
「やらなきゃ」ではなく「やりたい!」にかわれば、続けられますよね。
英語学習を、誰かから言われなくてもやりたくなってしまう状況をつくればいいんです。
そこまでの、強いモチベーションを見つけられるかが、独学ができるかできないかの大きな分かれ道となってきます。
逆に、「なんとなく英語を上達させたい」という人は、自分で明確な目標がなくても、スクールの友達や先生との交流のなかで、モチベーションを保つことができる通学をおすすめします。
4 英語を独学で上達させる方法
では、「独学やってみたいかも!」と思った方に、早速、どのように独学を行えばよいのかという点について以下に書いていきます!
1 目標を定めよう
まずは、目標を定めることです。
目標=モチベーションを定めることの重要性はさんざん書いてきました。
ここでは、具体的にどのように目標を定めるのがよいのかということに絞って書いていきます。
目標を定めるためにずばり一番おすすめの方法は「英語ネイティブの推し」を作ることです。
なぜなら、「推し」を作るだけで、ものすごいエネルギーとモチベーションを簡単に得ることができるからです。
「推し」は恋愛に似ています。
好きだから、その人のことを考えずにいられない。好きだから、その人のことをもっと知りたい。理解したい。そばにいたい。
このエネルギーを超えるものが、いまのところ私は見つかっていません。
もちろん、英語を話す「恋人」を作るのもいいでしょう。しかし、恋人を作るのは実際難しいです。なので、「推し活」をおすすめしています。
わたしの場合は「マイケル・ジャクソン」でした。
彼の本やインタビュー、歌などを教材としてフル活用して、英語学習を楽しんでいました。
好きな歌手や俳優さん、作家など、自分の興味から推しになりそうな人をまずは探してみましょう。
その中で、好きな人がみつかれば、その人の書いた本やYoutubeなど、理解したいと思うもので身の回りを固めていきまょう。
この人のこのYoutubeインタビューを英語のまま理解する!
これで立派なモチベーションの完成です。
しかし、「推し」とかちょっと…という方もいるかもしれません。
そういう方は、「具体的な」目標を設定し、可視化させることをおすすめします。
就職、受験などはわかりやすい目標です。
しかし、これでもまだ漠然としています。
就職の場合は、「どこに就職したいのか」「その企業ではどの程度の英語レベルが必要なのか」「英語の試験が課されるなら、どんな試験なのか」などを調べて、それを突破する点数をとることを目標に掲げます。
「何ヶ月後に、〇〇企業の英語試験で◯点を取る」が具体的な目標の例です。
受験の場合も、「何ヶ月後に、〇〇大学の二次試験で◯点を取る」と目標をたて、実際に英語試験の問題を入手し、レベルや分量など、具体的に目指すべき英語レベルを把握します。
就職や受験など、具体的な目標を持つのがむずかしい人におすすめなのが、「TOEIC900点を取る」ことを目標にすることです。
なぜなら、TOEIC900点は日本において、英語力を測るスタンダードとなっているので、知名度もあり、就職や受験でも900点あれば有利に働くことが多いからです。
800点台はだめです。
900点だとみんなが「おお」となります。
実際、TOEIC900点を取る人は、受験者の4%くらいしかいません。
TOEIC900点を持ってさえいれば、資格も何もなくても「英語ができる人」という一つのバッジをゲットできるんです。お得なんです!
このように、目標を設定してやっと、逆算してこれからやるべきことを考えることができます。
見切り発車してしまうと、遠回りになったり、途中で不安になったりしていまいます。
まずは時間をかけて目標を定めることが、遠いようで実は一番の近道となります。
ここで時間をかけて、じっくり目標を設定しましょう!
英語を勉強する自分に、最後の極上のご褒美を考えてあげてください!
2 取り組む教材を決めよう
まずは、一緒に独学に取り組むための教材を決めます。
書店で選ぶべき教材はスピーキングとリーディングのものだけでいいと思います。
リスニングについては動画やポッドキャストなど無料のもので十分ですし、ライティングについても、スピーキングができればライティングも自ずとできるからです。
特にスピーキングは同じ教材を何度も行うことになるので、自分にあったものを選定したいですね。リーディングは時々の自分の興味に合わせて、すきなものをチョイスするのがいいです。
選定する基準は人それぞれあっていいと思いますが、以下のことに気をつけて選ぶと失敗は少ないかと思います。
スピーキング教材の選び方
- 日本語の解説でなくて英語の例文が多く載っているもの
- 英文とその対訳がついているシンプルなもの
- レイアウトが自分の好みのもの
リーディング教材の選び方
- 「推し」についての本や、自分の興味のある内容であること
- さっと読んでみて、1文の中にわからない単語が3つ以上無いこと
- 自分のレベルに合っているものであること
スピーキングについては、選んだ教材を使って、毎日声に出して反復練習します。
日本語を読んで、英語がすらっと出てくるようになるまで反復です。
リーディングについては、通勤電車の中、寝る前、お風呂の中など、時間を見つけて読みます。
自分にとって難しすぎる本(辞書がないと意味がわからない)を選んでしまうと挫折しやすいので、できれば自分のレベルより簡単なもの、辞書がなくてもすらすら読めるくらいのものから始めるといいと思います。
日本語ですでに読んだことのある小説や、好きなアーティストについての本など、英語であればなんでもOK。辞書を使わずに読んでいるうちに、何度も出てくる単語や表現が気になるようになり、調べるようになります。
そうすると、頻出表現から覚えられるので、効率がいいです。
3 反復しよう
教材が決まったら、次はずばり「反復」です!
語学学習においては、繰り返すことで、身体ごと慣らすことがかなり重要になってきます。
巨人の名誉監督の長島監督は、バッティング指導で「「球がこうスッと来るだろ」「そこをグゥーッと構えて腰をガッとする」あとはバァッといってガーンと打つんだ」と言ったといいます。
こんなんじゃわからんよ、と思いますが、英語も似たようなところがあります。
まずは実践あるのみ!見様見真似で英語を話して、身体に叩き込む。
あとから、頭がついてくるのです。
なぜなら、語学は頭で考えることも必要ですが、途中からは内在化して「考えなくても使える」というところに持っていかないと、使えるものにはならないからです。
そのためには、筋トレと一緒で反復をする必要があります。
一回やっただけだとすぐに忘れてしまうのです。
反復練習で特に効果を表すのがスピーキングです。
スピーキングは反射神経というか、その場ですぐにレスポンスする必要があるので、英語を内在化する必要があるのです。
内在化するためには、なんといっても反復!
スッときた球をバアッといってガーンと打てるようにしないとならないのです。
右手はこうでバットの角度はこうで、脚は…なんて言っていると、間に合いません。
ここは筋トレだと思って、選んだ教材をなん往復もして頑張りましょう!
私は表紙がボロボロになってとれちゃうくらい反復しました。
また、スピーキングだけでなく、リスニングについても反復をおすすめします。
リスニングについてはあまり書いてきませんでしたが、リスニングはポッドキャストやYouTube、ネットフリックス(英語字幕)などを利用して好きな番組や動画を何度も見ましょう。
だんだんと聞き取れるようになってきます。
わたしはネットフリックスのフレンズを日本語字幕、英語字幕、字幕なしなどで何度もみました。
それから、YouTubeで「Learn English with TV」シリーズという番組のフレンズを見て、表現を勉強したりしていました。
動画でリスニング強化できることの利点は、楽しいことと、映像が英語力を補ってくれる点です。
英語字幕だと、なかなかついていくのが難しい場合もあります。
しかし、最初は日本語字幕でみて、次は英語字幕で見るなどと工夫すると、2回目は英語字幕でも聞き取れるようになっていたりします。
また、映像だと誰に対して、どんな場面で、どんなジェスチャーで言うかなど、細かい設定もあるので、文脈丸ごと参考になるのもいいです。
スピーキングに関しても、リスニングに関しても、反復が肝になってきます。
何度見てもいいわ!とおもえるような大好きな教材が見つかるといいですね。
4 テストを受けよう
教材を選んで反復をするというのが基本だと言うことがわかったと思います。
もう一つおすすめしたいのが、テストを受けることです。
テストとは、TOEFLやIELTS、TOEIC など、英語の試験のことです。
なぜなら、試験があるとモチベーションになりますし、独学という周囲に比べるものがない孤独な戦いの中で、ひとつ指針になるからです。
自分は今これくらいの位置にいるのだ、と客観的に評価されることは、その点が思ったより良くても悪くても、学習のやる気につながります。
また、TOEFLやIELTSはスピーキングやライティングの試験もあり、かなり長丁場の試験になるので、受けるだけで英語力がアップします。
また、試験のためにお金を払ったら、少しでもいい点が取りたくて、それに向けて勉強してしまうものですよね。
そうやって、怠ける自分を勉強するようにするように仕向けるのも、独学のコツです。
試験前の3日間だけだって、やらないよりやったほうが英語力伸びます。
あと、個人的には試験を英語学習始める前に一回は受けておいたほうがいいかな、という気がします。というのも、勉強の成果が目に見えると嬉しいものなので、まずは受けてみて、現状を把握してみるというのも楽しいですよ。
その後勉強を頑張った少し後にまた受けて、伸びが確認できると最高にやりがいを感じます。
テストをうまく活用して、モチベーションを保っていきましょう!
5 まとめ
いかがでしたでしょうか。
独学で英語を勉強する方法について、ご紹介してきました。
独学にはモチベーションと目標の設定が半分以上を占めるといっても過言ではないほど重要になってきます。
そこを時間をかけて考え、見つけて、英語学習を「勉強せずにはいられない!勉強を勉強と思わない!」というところへもっていければ勝ちです。
あとはぐんぐん英語力が伸びていくだけです。
わたしも毎日モチベーションを保つのが大変です。
サボる日もあります。
でも、そんなときでも「フレンズ」だけは寝る前に見る!
マイケル・ジャクソンのYouTubeは通知オンにして、アップされたら見る!
など、毎日続けられるものを自分に与えてあげる工夫をすれば、毎日少しならできます。
一緒に頑張っていきましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました!