マイケル・ジャクソン大学

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マイケル・ジャクソンの名曲を偏見でまとめてみた〜これはやばい〜

今回は、マイケル・ジャクソンを6歳のときから好きで聴き続けてきた筆者が、一周回って素晴らしいなと思うマイケルの名曲をまとめました。

 

つまり、最初に聴いたときはあまり響かなかった曲ですし、商業的に成功した曲とは限りません。

 

お菓子で例えるなら、スルメイカのような曲たちです。

 

口に入れてしばらくしてもあまり美味しくないけど、ずーっと噛んでいるうちに味がでてきて、もう「これ最高やん」ってなる類の。

 

ですので、マイケル・ジャクソンをこれからはじめて聴くんだ、という方にはぶっちゃけあまりおすすめしたくありません。

 

最初にこれらの曲を聴いて、あまり刺さらずに「マイケル…ま、いーか」となってしまうと私としてはとても寂しいので、、、

 

というわけで、もしマイケル聴き飽きたぜ、という方がいればぜひもう1度、といわず2度3度と、これから紹介する曲を聴いてみてください!

 

 

 

1Who's Lovin' You / The Jackson 5(1969)

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出典:https://twitter.com/mjjbutera/status/1470872709877882886/photo/2

「Who's Lovin' You」は、マイケルの所属していた兄弟グループのジャクソン5のデビュー曲「I Want You Back」のカップリング曲として発売された曲です。

 

この曲はなんといっても、マイケルのデビューしたてのぴちぴちで無敵感のあるボーカルと、渋い大人な雰囲気の曲調のコラボが最強にぐっときます。

 

マイケルが歌詞に背伸びしている感じもかわいい。

 

もともとはスモーキー・ロビンソンの曲ですので、子供が歌うようにはできていないのでしょう。

 

ジャクソン5はチャイルドスターやアイドル的売り出され方をしていたので、曲もポップなものが多い中、この曲はとてもソウルフルでR&B感も強く、聴いていて心地いいです。

 

静かでおしゃれなジャズっぽいイントロに耳を澄ませていると、急に「Wheeeeeen」とマイケルの声が入ってきて、「はっ!」とします。

 

なんだこの天使の声は…!

 

聴けば聴くほどマイケルのボーカルが堪能でき、幼いマイケルの才能に「くーーっ」となること間違いなしです。

 

歌詞や和訳を知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

わたしが訳していますのよん。ライブのときにやる小芝居の語りも訳しています。

(サイト外に飛びます)

nananalululu.blog.fc2.com

 

 

2Destiny / The Jacksons(1978)

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出典:https://twitter.com/Yonda2720/status/1418058737466576897/photo/1

この曲はジャクソンズのアルバム「Destiny」からです。

アルバム名からしてすごい。

 

「運命」って。

 

ベートーベンですかって聞きたい(そんなことはない)。

 

名前の力強さとは反対に、この曲はソフトでスイートで語りかけるようなマイケルの優しいボーカルが聴けます。

 

聴くと癒やされるんだよなあ。細胞レベルで。

 

歌詞も素敵。

 

ちょっと、最初だけ覗いてみましょう。

 

 

In this world there's so much confusion
この世界はたくさんの混乱に満ちている

And I've tasted the city life and it's not for me
都会の生活をかじってみたけど、僕には向かなかったな

Now I do dream of distant places
今は遠くの地を夢見ているんだ

Where I don't know now, but it's Destiny
今はどこだかわからないけど、それが運命だ

 

出典はこちら↓

nananalululu.blog.fc2.com

 

 

ね、素敵じゃないですか?

上の歌詞和訳のサイトでも書いたけど、マイケルのテーマ曲のような、等身大マイケルの声を聴いているようで、うっかりすると涙が…

 

…ぐすん。

 

この曲は薬のように、疲れた日に聴いています。

音楽って、個人的で親密な関係を築けるのが素敵ですね。

 

そんなことを思わせてくれる曲です。

 

3Torture / The Jacksons(1984

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出典:https://twitter.com/NSrevol/status/1454075910093639682/photo/1

この曲もジャクソンズの曲で、「Victory」というアルバムに収録されています。

 

これもまたすごいタイトルの曲。「拷問」って。。。

 

ジャクソン5からレコード会社を移籍してジャクソンズになった際に、ジャーメインというマイケルの2つ上のお兄さんが脱退したのですが、このアルバムで戻ってきて、マイケルとジャーメインが久しぶりにデュエットをしています。

 

この曲では、1番の歌詞のボーカルがジャーメイン、2番の歌詞のボーカルがマイケルという風になっています。

 

この曲の聴きどころはたったひとつ。

マイケルが2番で入ってきたときのボーカルの「ゾクゾク」感です!!

 

マイケルが歌い出したとき、ゾクってするんです。本当に。

声が煌めきすぎて。

なんか、青魚のような、ツヤっとした煌めきなんです。

 

お兄さんのジャーメインはジャーメインで、もちろん素敵なシンガーなんですが。

マイケルが2番で歌い始めると、もう霞んでしまうんです(ごめんよ、ジャーメイン)。

 

マイケルは「Victory」の頃、ソロ活動で1982年に「スリラー」も出していて、ギトギトにあぶらが乗っていて。

まだグループにいるのが不思議なくらい。

 

そんなマイケルのボーカルを、兄弟の中で聴くと「ボカ−−−ん」と圧倒的な光を放っているのがわかるのがこの曲です。

 

こりゃ、ダメだ、と。

 

 

曲自体も、少しホラーっぽくて好き。

ちなみに一番上のお兄さんのジャッキー・ジャクソンが作曲しています。

 

ミュージックビデオはポーラ・アブドゥルの振り付けで、ホラー調に作ってありますが、

なんとリードボーカルジャーメインとマイケルは予定が合わなかったために登場しません笑

 

観てる側からしたら、それが一番ホラー笑

 

子供の頃、目を皿のようにして、「あの人形の中は実は…」なんて思いを巡らせてビデオを観ていたものでした。

 

というわけで、いろいろと逸話のある曲ですが、マイケルが歌い出したときのゾクゾクを味わってみてください!

 

ジャクソン5のメンバーについてはこちらに詳しくまとめてありますので、よろしければご覧ください!

 

nanapoyokun.hatenablog.com

 

4I Just Can't Stop Lovin' You / Michael Jackson(1995)

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出典:https://twitter.com/CentralMJFan/status/1362083877754441732/photo/1

 

詳しくはこちらの歌詞和訳のほうのブログで見てほしいのですが、

この曲の究極の魅力はマイケルのボーカルです!

 

最初のウィスパーボイスの囁きからして、もうなんか、英語で「聴いて妊娠する」という表現がありますが、それですね笑

 

溶けそうな声で、よく考えてみると、この曲で聴けるような本当に優しくて、感情のこもったピアニッシモを歌えるシンガーってなかなかいないと思うのです。

 

役者レベルで感情を感じる。ミュージカルの歌を聴いているみたいです。

 

激しかったり、声を張って歌い上げたりするのもいいし、叫ぶマイケルも好きだけど、こういうピアニッシモで宝石のように1音1音を大切に歌うマイケルの声は、もっと注目されるべきだと思うのです。

 

マイケルの美しいボーカルという意味では、この曲にまさるものを知りません。

 

ちなみに、マイケルの声が高くて、デュエット相手のサイーダは低い声をしているので、ちょうど2人の音域が似ていて、最初に聴くとどちらがどちらを歌っているかわからない方もいるかも。。。笑

 

全部マイケルと思っている人もいるのでは?なんて思ったり。

でも、よく聴くとわかりますよん。

 

 

5Will You Be There / Michael Jackson(1993)

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出典:https://twitter.com/P4scoal/status/1471617861370191875/photo/1

この曲は、孤児と母親を失くしたクジラとの友情の物語を描いた映画「Free Willy」の主題歌です。

アルバム「デンジャラス」に収録されています。

 

この曲はゴスペル調で、聖歌隊も加わり、教会で聴く祈りのように荘厳な雰囲気です。

 

「Will you be there?」と言っている相手は、神なのかもしれません。

 

実際、マイケルは曲の最後で涙声で祈りのような朗読をします。

 

in our darkest hour in my deepest despair

最も深い失望の中で真っ暗闇で何も見えないようなときにも


Will you still care? Will you be there?

僕を見捨てないでいてくれますか? そこに居てくれますか?


In my trials and my tribulations

僕の試練や苦難のときは


Through our doubts and frustrations

疑いや挫折を乗りこえ


In my violence ln my turbulence

僕が乱暴で混乱しているときは


Through my fear and my confessions

恐れや告白を通して


In my anguish and my pain

僕の苦しみや痛みのときは


Through my joy and my sorrow

喜びや悲しみを通して


In the promise of another tomorrow

新しい明日がくると約束のもとで


I'll never let you part for you're always in my heart

僕は決してあなたを手放さない なぜならあなたはいつも僕の心の中にいるから

 

 

 

この曲は聞いていると、神聖な気持ちになり、またマイケルの心の叫びのようなものがストレートに伝わってきて、胸にぐさぐさ刺さります。

 

マイケルの普遍的な名曲といえそうです。

 

「Beat It」とか「Thriller」とか「Smooth Criminal」で踊り狂うマイケルもいいけど、こういうピュアで弱いマイケルもいい。

 

マイケルってロックやポップの歌手の中ではめずらしく、どことなくピュアで神聖な雰囲気がありますよね。

 

お母さんが敬虔なエホバの証人だったマイケルは、小さい頃から聖書教育を受けてきたようで、そういうことも「潔癖」な雰囲気に影響しているのかな、と思ったり。

良い行いをしたら、神様は自分のことを見ている、と心から思っているみたいな。

 

この曲も素晴らしいです。

まだ和訳はしたことないんですが、、、いつか訳したい!

 

ぜひ聴いてみてください!

 

6 まとめ

いかがでしたでしょうか。

独断と偏見に基づく「ワタシ的」マイケルの名曲5曲をまとめてみました。

5曲は以下のとおりです。

 

1 Who's Lovin' You

2 Destiny

3 Torture

4 I Just Can't Stop Lovin' You

5 Will You Be There

 

いやあ、すてき。

でもねえ、他にもある笑 たくさん。

 

「You Rock My World」も入れたかった。でも隠れてないかな、と思って。

これは踊るのには最高にグルービーな曲です。

 

などなど色々とありますが、この5曲はスルメイカのように、何度も聴いてじわじわと味わっても毎回新鮮な驚きがあります。

 

キャッチーな曲って最初はいいけど、飽きますよね。

今回の5曲は、飽きるどころは、深みにハマっていくことと思います。

 

ぜひ聴いてみてもらえると嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

マイケル・ジャクソンについてもっと知りたいかたはこちらもご覧ください!

nanapoyokun.hatenablog.com

 

 

マイケル・ジャクソンの子供時代についてもまとめています!

nanapoyokun.hatenablog.com