【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう⑤〜サビ〜
さて、We Are The Worldで英語を勉強しようの第5弾、ついにサビの部分きました〜
いえ〜〜い☆
前回のはこちら↓
今回みていく歌詞は以下のとおりです。
We are the world, we are the children(マイケル・ジャクソン)
We are the ones who make a brighter day so let's start giving(マイケル・ジャクソン)
There's a choice we're making we're saving our own lives(ダイアナ・ロス)
It's true we'll make a better day just you and me(マイケル・ジャクソン / ダイアナ・ロス)
今回も、キュンとしちゃう英語のポイントがいっぱい。
早速一緒に、味わっちゃいましょう♥
1 「We Are The World」サビの豆知識
We Are The Worldのサビについては、面白いエピソードなどが詰まっているので、歌詞を見る前に少し紹介したいと思います!
(1) サビのメロディについて
「We Are The World」のサビの部分は、多分多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。一回聞いたら忘れられない、シンプルだけど耳に残るメロディーですよね。
マイケルがサビを作曲したそうですが、曲のメロディが浮かんだ時、マイケルは妹のジャネットにメロディを歌って聞かせたそうです。
以下、交わされたやりとりです(細かいところは私の妄想です)
マイケル:ジャネット、目をつぶって聞いてくれ。(サングラスを取る)
ジャネット:わかったわ。(目をつぶる)
マイケル:ララーララー♪ララーララーララー♪
目に何が浮かんだ?
ジャネット:アフリカの子どもたちが浮かんだわ。
すごい…兄妹の感性は一緒なんですね。
ジャネットお墨付きの印象的なサビをマイケルは生み出してしまったわけです。
(2) サビの個人的キュンポイント
まず、サビを歌うのはマイケル・ジャクソンですね。
自分で作った曲だからやはりいいとこは持っていくのね。したたか。
「We Are The World」のPVでも、マイケルはサビのところ別室でキラキラ衣装着て歌ってますね。豪華大御所アーティストが同じ部屋にぎゅうぎゅう入れられてその場で歌っているなかで、若いマイケルが、この目立ち方。
反感買いそう〜って勝手に心配してしまうのでした。
サビをシェアしているのはダイアナ・ロス。
この2人がサビを歌って、最後ハモってるところは個人的にキュンとするんです。
なぜなら、マイケルとダイアナロスは、マイケルが11歳でデビューしたときからの仲で、レコード会社の大先輩であるダイアナ・ロスの家に一時期マイケル兄弟が住んでいたこともありました。
マイケルはいつもダイアナを尊敬し、敬愛し、大好きでたまらない。
ダイアナもマイケルを自分の子のようにかわいがるんです。
そんなマイケルくんが大人になって、立派になって共演をするっていう。
ライブとかでちょこちょこ共演はしているけど、今まではダイアナがマイケルをかわいがっているような構図。
今回は完全に、マイケルのほうがスターになってしまったのですね。世代交代。
でも2人の関係はずっと変わらない。
マイケルにとっては憧れの女性で、ダイアナにとってはかわいい弟。
いや〜、キュンとしますなあ。
あと動画みればわかるけど、ダイアナ・ロスシンプルな服着ているのにかっこよすぎ。
2 歌詞和訳
はい、前置きが長くなりましたが、歌詞の和訳をしていきたいとおもます!
(1) We are the world, we are the children
まずは、マイケルが歌っているパートをみていきましょう。
We are the world, we are the children,
we are the ones who make a brighter day so let's start giving
文法的には難しいところはないですかね。
「we are the world」とは、どういう意味でしょうか。これは英語の問題というより解釈の問題になるのですが「僕たちは一つの世界」ということでしょう。地球のどこにいようと、人種や民族など関係なく、ひとつなのだと。
そして「we are the children」とは「ぼくらはみんな(神様の)子供」ということですね。地球っていう大きい視点でとらえると、人間はみんな同じ家族だというわけです。
「we are the ones who make a brighter day」は、「僕らは『who』以下をする人だ」という意味です。
who以下を観てみましょう。
「brighter day=より明るい日」を「make=作る」と言っています。
なので直訳すると「僕らがより明るい日を作る人々だ」となり「僕らがより明るい日を作っていくんだ」という意味になります。
「so let's start giving」は「Let's〜」で「〜をしよう!」ですから「与えることを始めよう」という意味になります。
(2) There's a choice we're making we're saving our own lives
まず最初のパート「There's a choice we're making」ですが「a choice」について「we're making」であると説明しています。間に「that」の関係詞が隠れているんですね。
「make a choice」で「選択をする」という意味です。
それに「There is〜」で「〜がある」ですね。
「僕らがしている選択がある」という意味になります。
そうすると、どんな選択をしているのか気になりますよね。
それがつぎの文です。
「we're saving our own lives」
「lives」は命です。「our own lives」で「自分たち自身の命」となります。
それを「save=救う」の進行形で「救っている」のです。
(3) It's true we'll make a better day just you and me
「It's true」の「It」は形式的な主語でその次にくる「we'll」以下をさしています。
何が「true」なのでしょうか。
「a better day=よりよい日」を「just you and me=ちょうど君と僕と」で「make=作る」ことです。
(4) 全文訳
さてこれで材料は揃いましたので、全てまとめて訳していきたいと思います!
We are the world, we are the children
僕らは世界 僕らは子どもたち
We are the ones who make a brighter day so let's start giving
僕らがより明るい日を明日を作るんだ だから与えることを始めよう
There's a choice we're making we're saving our own lives
私たちの選択で 自分自身の命を守っていることになる
It's true we'll make a better day just you and me
これは本当だ 僕と君とだけで より良い明日を作ることができるんだ
※ dayはただ単に「日」って意味だけど、これはmakeするという意味で今日以降の日々のことだと思いました。だから「未来」という意味を強く感じたのであえて「明日」と訳してみました。
3 まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガンジーの思想にも通じるような「自分が他人に与えることによって、自分の命も救うことになる」なぜなら「人類は人類として同じだから、あなたもわたしも一緒」といったような壮大な愛を感じます。
なかなかこういう歌詞って思いつかないですよね。
マイケルは人権思想家の本なども読み漁っていたようなので、影響を受けたのかもしれませんね。
サビが終わりました。
次回は次のAメロに移ります。
次もだんだん2回めのサビに向けて盛り上がるところなので必見です!
ではまたねん〜