マイケル・ジャクソン大学

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【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう⑥〜2番〜

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さて、今回はサビの後の2番に移って行きたいと思います。

 

だんだん歌詞が深くなっていくところ。

今回も一緒に楽しく味わっていきましょう♪

 

前回はこちら↓

nanapoyokun.hatenablog.com

 

第1回目はこちら↓

nanapoyokun.hatenablog.com

 

早速歌詞を見て見ましょう!

 

Well, send'em you your heart so they know that someone cares(Dionne Warwick)
And their lives will be stronger and free           (Dionne Warwick/Willie Nelson)
As God has shown us by turning stone to bread        (Willie Nelson)
And so we all must lend a helping hand           (Al Jurreau)

 

 

 

まずは最初の文から見ていきます!

 

1 Well, send'em your heart so they know that someone cares

最初の「Well」は調子を整えるものなので、訳さなくていいです。

 

「send'em」は「send them」の省略形です。

「them」はアフリカの人々ですね。

 

何を送るのかというと「your heart」です。

 

「send one's heart」で心を届ける、つまり愛情のメッセージを届けるということです。

「so」は「so that」の意味で、「『so』以下の文になるために」という風に文をつなげます。

 

つまり「誰かが『care=気にかけている』ということを彼らが知るために」となります。

 

全体を訳す時には、「so」以下を前に持ってきたほうが意味がわかりやすいので、そのように訳してみましょう。

 

誰かが気にかけているんだと知らせるために 彼らにあなたの愛を送ろう

 

2 And their lives will be stronger and free 

 

2文目です。

ここの「And」は「そうしたら」という順接です。

 

「their lives」=「彼らの命」です。「live」は「生きる、住む」という動詞の意味もありますが、名詞で「命、生命、生活」の意味があります。ここでは前に所有格の「their」がついていますし、その後に動詞が来ているので名詞ですね。

 

「will be〜」で「〜になるだろう」「〜になる」と未来のことを話しています。

彼らの命がどうなるかというと「より強く」「自由に」なると言っています。

 

1文を訳します。

 

そうしたら、彼らの命はより強く、自由になるだろう

 

3 As God has shown us by turning stone to bread

3文目に入ります!あとちょっと頑張ろう!

 

「As」はここでは「〜のように」という意味です。何のようにかは「As」以下の文にあります。

「God has shown us」は「神が私達に示してくれたように」となります。「神が示した」という過去の事実ではなく、示した時点から我々がずっと影響を受けて今に至っている現在に焦点があたっていますので「現在完了形」が使われています。

 

どのように何を示したのでしょうか。

「by turning stone to bread」です。

「石をパンに変えることで」です。何を示したのかは次の文章にかあります。

 

その前に、この「神が石をパンに変えること」については多くの議論があります。

なぜなら、聖書には「イエスが石をパンに変えた」という記述がないからです。

それどころか、聖書の記述では「石をパンに変えたらどうか?」と誘ったのは悪魔で、イエスは石をパンに変えることを断っているのです。

 

これはこの聖書のエピソードの覚え間違えなのか、それともイエス・キリストとGodは別物であり、聖書の石とパンの記述に言及して隠喩的に「何もないところへ、自分たちの力で食料を届ける」ということを表現したかったのかはわかりません。

 

作詞作曲者の1人のマイケルは、エホバの証人という宗教の熱心な信者ですので、聖書の内容を間違えるということは考えにくいですが、「We Are The World」のプロジェクトはとてもタイトスケジュールで進んだことを考えると、浮かんだ歌詞の考証をするところまで気が回らなくて何となくで進めてしまった可能性も考えられますね。

 

いずれにせよ、ハイチ地震の救済のためにこの曲が25年後に再録音された際には、ここの歌詞は変えられています。

 

4 And so we all must lend a helping hand 

「And so」は「だから」「だからそのように」という意味です。

「we all must〜」で「僕らみんなは〜しなければならない」です。

何をするかというと「lend a helping hand」。

「救いの手を貸す」「差し伸べる」ことです。

 

材料が揃いました。1文訳してみます。

 

そのように 僕らは救いの手を差し伸べなければならない

 

5 全文訳

では、全文訳してみましょう!

 

Well, send'em you your heart so they know that someone cares

誰かが気にかけていると知らせるために 彼らにあなたの心を届けよう


And their lives will be stronger and free 

そうすれば彼らの命はより強く自由になるだろう

      
As God has shown us by turning stone to bread

神が石をパンに変えて僕らに示してくれたように

   
And so we all must lend a helping hand    

僕らみんなが救いの手を差し伸べないとならない

 

6 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

今回の部分はキリスト教的解釈や議論の余地のある部分でした。

こんなに有名な曲でも議論があるのはおもしろいですね。

 

次はサビの繰り返し部分は省略しますので、ブリッジの部分にいきます。

 

そこで最後になるのかな。

お楽しみに☆   

 

nanapoyokun.hatenablog.com

【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう⑤〜サビ〜

 

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出典:https://twitter.com/nonojikikaku/status/1451728896706035712/photo/1

さて、We Are The Worldで英語を勉強しようの第5弾、ついにサビの部分きました〜

いえ〜〜い☆

 

前回のはこちら↓

nanapoyokun.hatenablog.com

今回みていく歌詞は以下のとおりです。

 

We are the world, we are the children(マイケル・ジャクソン
We are the ones who make a brighter day so let's start giving(マイケル・ジャクソン
There's a choice we're making we're saving our own lives(ダイアナ・ロス
It's true we'll make a better day just you and me(マイケル・ジャクソン / ダイアナ・ロス

 

今回も、キュンとしちゃう英語のポイントがいっぱい。

 

早速一緒に、味わっちゃいましょう♥

 

 

 

1 「We Are The World」サビの豆知識

We Are The Worldのサビについては、面白いエピソードなどが詰まっているので、歌詞を見る前に少し紹介したいと思います!

 

(1) サビのメロディについて

We Are The World」のサビの部分は、多分多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。一回聞いたら忘れられない、シンプルだけど耳に残るメロディーですよね。

 

マイケルがサビを作曲したそうですが、曲のメロディが浮かんだ時、マイケルは妹のジャネットにメロディを歌って聞かせたそうです。

 

以下、交わされたやりとりです(細かいところは私の妄想です)

 

 

マイケル:ジャネット、目をつぶって聞いてくれ。(サングラスを取る)

ジャネット:わかったわ。(目をつぶる)

マイケル:ララーララー♪ララーララーララー♪

     目に何が浮かんだ?

ジャネット:アフリカの子どもたちが浮かんだわ。

 

すごい…兄妹の感性は一緒なんですね。

ジャネットお墨付きの印象的なサビをマイケルは生み出してしまったわけです。

 

(2) サビの個人的キュンポイント

まず、サビを歌うのはマイケル・ジャクソンですね。

自分で作った曲だからやはりいいとこは持っていくのね。したたか。

 

We Are The World」のPVでも、マイケルはサビのところ別室でキラキラ衣装着て歌ってますね。豪華大御所アーティストが同じ部屋にぎゅうぎゅう入れられてその場で歌っているなかで、若いマイケルが、この目立ち方。

www.youtube.com

 

反感買いそう〜って勝手に心配してしまうのでした。

 

サビをシェアしているのはダイアナ・ロス

この2人がサビを歌って、最後ハモってるところは個人的にキュンとするんです。

 

なぜなら、マイケルとダイアナロスは、マイケルが11歳でデビューしたときからの仲で、レコード会社の大先輩であるダイアナ・ロスの家に一時期マイケル兄弟が住んでいたこともありました。

 

マイケルはいつもダイアナを尊敬し、敬愛し、大好きでたまらない。

ダイアナもマイケルを自分の子のようにかわいがるんです。

 

そんなマイケルくんが大人になって、立派になって共演をするっていう。

ライブとかでちょこちょこ共演はしているけど、今まではダイアナがマイケルをかわいがっているような構図。

 

今回は完全に、マイケルのほうがスターになってしまったのですね。世代交代。

 

でも2人の関係はずっと変わらない。

マイケルにとっては憧れの女性で、ダイアナにとってはかわいい弟。

 

いや〜、キュンとしますなあ。

 

あと動画みればわかるけど、ダイアナ・ロスシンプルな服着ているのにかっこよすぎ。

 

2 歌詞和訳

はい、前置きが長くなりましたが、歌詞の和訳をしていきたいとおもます!

 

(1) We are the world, we are the children

まずは、マイケルが歌っているパートをみていきましょう。

 

We are the world, we are the children,

we are the ones who make a brighter day so let's start giving

 

文法的には難しいところはないですかね。

we are the world」とは、どういう意味でしょうか。これは英語の問題というより解釈の問題になるのですが「僕たちは一つの世界」ということでしょう。地球のどこにいようと、人種や民族など関係なく、ひとつなのだと。

 

そして「we are the children」とは「ぼくらはみんな(神様の)子供」ということですね。地球っていう大きい視点でとらえると、人間はみんな同じ家族だというわけです。

 

「we are the ones who make a brighter day」は、「僕らは『who』以下をする人だ」という意味です。

 

who以下を観てみましょう。

「brighter day=より明るい日」を「make=作る」と言っています。

 

なので直訳すると「僕らがより明るい日を作る人々だ」となり「僕らがより明るい日を作っていくんだ」という意味になります。

 

「so let's start giving」は「Let's〜」で「〜をしよう!」ですから「与えることを始めよう」という意味になります。

 

(2) There's a choice we're making we're saving our own lives

まず最初のパート「There's a choice we're making」ですが「a choice」について「we're making」であると説明しています。間に「that」の関係詞が隠れているんですね。

 

「make a choice」で「選択をする」という意味です。

それに「There is〜」で「〜がある」ですね。

 

「僕らがしている選択がある」という意味になります。

 

そうすると、どんな選択をしているのか気になりますよね。

それがつぎの文です。

 

「we're saving our own lives」

「lives」は命です。「our own lives」で「自分たち自身の命」となります。

それを「save=救う」の進行形で「救っている」のです。

 

(3) It's true we'll make a better day just you and me

「It's true」の「It」は形式的な主語でその次にくる「we'll」以下をさしています。

何が「true」なのでしょうか。

「a better day=よりよい日」を「just you and me=ちょうど君と僕と」で「make=作る」ことです。

 

(4) 全文訳

さてこれで材料は揃いましたので、全てまとめて訳していきたいと思います!

 

We are the world, we are the children

僕らは世界 僕らは子どもたち


We are the ones who make a brighter day so let's start giving

僕らがより明るい日を明日を作るんだ だから与えることを始めよう


There's a choice we're making we're saving our own lives

私たちの選択で 自分自身の命を守っていることになる


It's true we'll make a better day just you and me

これは本当だ 僕と君とだけで より良い明日を作ることができるんだ

 

※ dayはただ単に「日」って意味だけど、これはmakeするという意味で今日以降の日々のことだと思いました。だから「未来」という意味を強く感じたのであえて「明日」と訳してみました。

 

3 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

ガンジーの思想にも通じるような「自分が他人に与えることによって、自分の命も救うことになる」なぜなら「人類は人類として同じだから、あなたもわたしも一緒」といったような壮大な愛を感じます。

 

なかなかこういう歌詞って思いつかないですよね。

マイケルは人権思想家の本なども読み漁っていたようなので、影響を受けたのかもしれませんね。

 

サビが終わりました。

次回は次のAメロに移ります。

 

次もだんだん2回めのサビに向けて盛り上がるところなので必見です!

 

ではまたねん〜

 

 

nanapoyokun.hatenablog.com

 

 

 

 

【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう④

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さあ、今回もやってきました「We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう」の第4弾になります。パチパチパチ〜

 

みんなついてきてくれているかいな。ついてきてくれていたら嬉しいな。

 

今回の場所は、サビに向かって大いに盛り上がるところですよ。

一緒に頑張っていきましょう♥

 

前回から見たい方はこちらです。今回からでも英語の勉強になると思います。

 

nanapoyokun.hatenablog.com

 

早速、今回の歌詞を見てみましょう。

 

We're all a part of God's great big family (ティナ・ターナー
And the truth               (ビリー・ジョエル
You know love is all we need       (ティナ・ターナービリー・ジョエル

 

 

 

 

では、早速一文ずつ内容をみていきます。

 

1 We're all part of God's great big family

       ここはあまり難しいところはないですかね。

  「great big」という表現は聞いたことありますか。

  口語的表現で「とても大きい」という表現になります。「great」 が「big」の意味を強めているんですね。

 

例)A bird came and brought a great big worm.

    (鳥が巨大な虫をくわえてやってきた)

 

この文は全体で

 

We're all part of God's great big family

僕らはみんなとても大きな神様の家族の一員なんだ

 

となります。

 

地球全体が家族という壮大な考えですね。

 

2 And the truth, you know, the love is all we need

 

ここは少し歌なので文法が崩れていてわかりにくい部分だと思います。

文の意味を考えて組み立ててみるとこんな感じになるでしょうか。

 

 It's the truth, you know, that the love is all we need.

 

だいぶすっきりしましたね。

 

「you know」は相手に同意を求めたり「well」と同じ用に語調を整えたりするために言います。

 必ずしも意味があるわけではない表現です。

 

例)I was thinking, you know, about tomorrow.

     明日のことについて、ほら、考えてたんだ。

 

ここでは、歌の中でも強調して歌われる部分ではないことから、語調を整えるyou knowと訳すことにします。

 

「love is all we need」は「love」=「all we need」という構造ですね。

「all」は単体で「all the things that〜」の意味を持ちます。

「all」の後に「that」が省略されているんですね。

 

例)All I want for Christmas is you.

   (クリスマスに欲しい物の全てはあなた⇒クリスマスに欲しい物はあなただけ)

 

さて、後半の文を全て訳してみます。

 

And the truth, you know, the love is all we need

愛こそ僕らの必要なものなんだ それが真実なのさ

 

3 全文訳

 

さて、材料が揃ったのでお待ちかねの全文訳してみます。

 

 

We're all a part of God's great big family

僕らはみんな とてつもなく大きな神の家族の一員だ


And the truth, you know, love is all we need  

僕らが必要なのは愛だけ そう それが真実なのさ

 

 

4 まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

次回はついにサビにいきます〜!いえ〜い☆

 

カラオケでも盛り上がるところですね。

ここは楽しみだ。

 

次回も一緒に楽しく英語学習していきましょうね!

 

いつも見ていただいてありがとうございます♥

 

nanapoyokun.hatenablog.com

 

【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう③

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今回は、名曲「We Are The World」ので楽しく英語を学ぼうの第3回目です。

 

前回のはこちら

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今回は、第3回目ということで、3文目の文章を訳していこうと思います。

 

まずは、今回のパートです。歌っている人を右に書いておきます。

 

We can't go on pretending day by day        (ケニー・ロジャース
That someone, somewhere will soon make a change (ジェームス・イングラム

 

今回は少し分量少なめです。

早速、見ていきましょう!

 

 

 

1 We can't go on pretending day by day

We can't go on / pretending day by day と意味的に切れます。
そして、2つ目の塊が1つ目を説明しています。

go onで「起こる」「続ける」という意味があります。

例)What's going on?
  (何が起こっているの?)
  
  I'm alright. Go on with what you are doing.
   (私は大丈夫。やっていることを続けて) 

 Pretending は動詞pretendの進行形で「ふりをする」「偽る」「みせかける」
 という意味です。
   
   クイーンのフレディ・マーキュリーの曲にも「The Great Pretener」という曲がありますね。
 
 例)   I pretended I didn't mind.
            (気にしていないようなふりをした)

day by dayは、「一日一日・毎日」という意味と「日々・徐々に・着実に」という意味があります。毎日少しずつ何か変化が加わるようなイメージです。

例)My mother grew worse day by day.
     (母は日々様態が悪化した)
 
  Day by day I've been pulling weeds in the garden and it's finally starting to  
  look
good.
     (毎日庭の雑草を抜いていたら、やっといい感じになってきた)


はい、これで最初の部分の材料が揃いました。

 we can't go on          続けることはできない
 pretending day by day   日々ふりをすることを

…なんのふりをすること?ってなりますよね。

次のパートにつながっていきます。


2 That someone, somewhere will soon make a change

Thatというのは、pretend that〜のことです。「〜であるようなふりをする」「〜のように偽る」という意味になります。

ここはあまり難しいところは無いですよね?

make a change とchangeの違いはわかりますか?

make a changeには「a」がついてますので、「一部に変更を加える」という意味合いを持ちます。changeは、全て変えてしまうような意味になります。

例)I made a few chaneges to the plan.

     (その計画をいくつか変更しました)

さて、この部分を訳してみます。

That someone, somewhere will soon make a change
誰かが どこかでもうじき変えてくれるだろうと


3 全文訳

これで材料が揃いましたので、今回のパートを全部訳してみたいと思います。

We can't go on pretending day by day        

That someone, somewhere will soon make a change

誰かがどこかでもうすぐ現状を変えてくれるだろうって

見てみぬふりをしながら日々を過ごすことはできない

今回は、日本語にする際には、一文の前半と後半を入れ替えたほうが自然なので、2文を続けて訳しました。

日本語で意味を明確にするために、少し日本語を補足して訳してみました☆

「他人事にはもうできない」というメッセージですね。



4 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

翻訳しながら歌詞を味わうと、聞くだけでは聞き流してしまう表現もピックアップできるので楽しいですね!

次は、ついにサビの一つ前です。
どんなことを言っているのでしょうか。

 

次回も楽しく学んでいきましょう!

 

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【洋楽歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう②

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今回は、名曲「We Are The World」ので楽しく英語を学ぼうの第2回目です。

 

前回のはこちら

nanapoyokun.hatenablog.com

 

今回は、第2回目ということで、2文目の文章を訳していこうと思います。

 

まずは、今回のパートです。歌っている人を右に書いておきます。

 

There are people dying        (スティービー・ワンダー
Oh, and it's time to lend a hand to life (ポール・サイモン
The greatest gift of all         (ポール・サイモンケニー・ロジャース

 

意味が気になりますね。

早速、見ていきましょう!

 

 

 

1 There are people dying

There are / There is〜は、「〜がある」「〜がいる」という描写を表しますね。

ポイントは、「〜」に来るものが複数か単数かによって、複数の場合は「There」の後に「are」 、単数の場合は「 is 」のいずれかの形をとります。

例)There is an amazing coffee shop in front of our university.
      (私達の大学の前に素晴らしいコーヒーショップがあるよ) 

  There are growing concerns for the safety of this product.
 (この製品の安全性関して大きくなっていく懸念がある
  だと少し変な日本語なので
 (→この製品の安全性について懸念が高まっている。)

ここでは「people dying」がいるという意味です。
People dyingは、die(死ぬ)の現在進行形で「死にかけている」「死にゆく」という、いま現在「死んでいく」という意味です。peopleを後ろから修飾しています。

例)There might be people laughing at you, but you shouldn't  care about these people.
  (あなたを笑い者にする人がいるかもしれないけど、そういう人たちのことは気にしちゃだめ)

2 It's time to〜

これは、There comes a time when〜と似ている「〜の時が来た」意味ですが、こちらのほうが短い分、口語的で軽い表現になります。よく会話でも聞きますね。

「It」は今という時間を表す「It」です。「What time is it?」の「it」と一緒です。

例)It's time to go!

  (行く時間だ!)

It's time to lend a hand to life=今こそ生命に手を貸す時だ

3 The greatest gift of all

これは「あらゆるものの中で最も偉大な贈り物」という意味です。

何が最も偉大な贈り物なのでしょうか。

そうです、「to lend a hand=手を貸す」ことです。

4 全文訳

これで材料が揃いましたので、今回のパートを全部訳してみたいと思います。


There are people dying
死にゆく人々がいる
Oh, and it's time to lend a hand to life
ああ 今こそ生命に手を貸すときだ
The greatest gift of all
何よりも偉大な贈り物をしよう



5 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

洋楽のフレーズって、言葉がよく選ばれているので学んでいて楽しいですね。

次は、2つ目のブロックに移ります。

 

次回も楽しく学んでいきましょう!

 

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【歌詞和訳】We Are The Worldで楽しく英語を勉強しよう

今回は、We Are The Worldで一緒に英語を楽しく勉強していこうと思います。

 

歌詞を味わいながら、歌を口ずさみながら、英語の表現が学べたら最高ですよね。

We Are The Worldは名曲ですし、口ずさむのにもちょうどいい美しいメロディです。

 

カラオケなどで誰かが「We Are The World」を入れたとき、歌詞の意味を説明できたらカッコいいですよ☆

 

歌で学ぶのの良いところは、英語表現を「楽しく」「味わいながら」「自然に覚えられる」ところです。

 

それでは早速、曲を読み解いていきましょう!

 

 

 

1 We Are The Worldとは

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We Are The World」とは、1985年1月に録音され、同年3月にリリースされたチャリティソングで、アメリカのジャズ・ミュージシャン兼プロデューサーのクインシー・ジョーンズのプロデュースのもと、アメリカの多くの有名アーティストが録音に参加しました。

 

1983年〜1985年のエチオピア飢饉に際して、イギリスでのBand Aid(傷をふさぐバンドエイドと「バンドの支援」をかけている)というアーティストの有志の集まりが1984年の12月に「Do They Know It's Christmas?」というチャリティソングを出し、成功を収めました。

 

そのアメリカ版」を作ろうと言って作られたのがこの「We Are The Worldです。

彼らのグループ名は「USA for Africa (United Support of Artists for Africa=アフリカのためのアーティストの支援)」。

 

参加アーティストは、マイケル・ジャクソンライオネル・リッチースティービー・ワンダーシンディ・ローパーブルース・スプリングスティーンケニー・ロジャースポール・サイモンなどなど、他にもたくさんの普通じゃ一同に会すはずのないアーティストばっかりです。

 

作詞・作曲はマイケル・ジャクソンライオネル・リッチーの共作です。

 

また、25年後の2010年1月のハイチ地震の救済のために、同年2月に「We Are The World 25 for Haiti」として同じ曲を異なるアーティストで再収録しました。同じスタジオを使っているそうです。

 

25周年バージョンは、ラップやギターなどの新しいアレンジも加わり、ジャステジンビーバーなどの若いアーティストなども参加してまた全く新しい曲として見事に生まれ変わりました。

 

誰がいるか探すのもおもしろい。

 

www.youtube.com

 

動画を見ると、こうやって歌い継がれていく曲なんだなとよりこの曲の価値を感じたと同時に、25年経ってマイケルが不在になってしまったことを改めてさびしく思いました。

 

マイケルが亡くなっても、こうやって歌やソウルはずっと生き残るんですね。

マイケルが他の若いアーティストたちとこの歌を一緒に歌っている姿を観たかったな。

 

 

いかん、しみじみしてしまいました。

では、早速歌詞の中身をみてみましょう。

 

2 We Are The Worldの最初の文を訳してみよう

There comes a time / when we heed a certain call, / when the world must come together as one.
 
順番に見ていきまいょう。 
 
  1. There comes a time when 〜とは

    There comes a time when〜で「〜をするときが来た」と訳しましょう。

    ちなみにHere comes〜で「〜がやってきたよ」のニュアンスがあり、たくさん使えます。

     

    例)Here comes Santa Claus! 

      (サンタがやって来たよ!)

           Here comes the bus!  

      (バスが来たよ!)

     

    でも、There comesは「There comes a time when〜」の形でしかあまり使わないので、このまんま覚えちゃうのがいいでしょう。

     

    例)There comes a time when you should face this.

     (君がこれに向き合うべきときが来た。)

     

  2. Heedとは

    heedのは「注意を向ける」「耳を傾ける」そして「そのように行動する」まで含まれる単語です。

    例)This is because you didn't heed my advice.  

     (僕のアドバイスを聞かなかったせいだよ。)
  3. Callとは

    名詞の「call」は「電話をかけること」「(助けを求めて)叫ぶこと」という意味になります。

    ここでは、「a certain call=ある叫び声」になります。エチオピア飢饉の渦中の人々の叫びのことですね。少し比喩的に使われています。日本語でもそうですよね。心の叫び声を聞こう、ということです。

  4. Come togetherとは

    次の文は、前のwhenと対応しています。There comes a time when the world must come together as one.ということです。同じ文を繰り返さないために、「when」から始まっているのです。

     

    この文はそこまで難しくないですね。come togetherくらいでしょうか。

    come togetherは、そのまま「一緒に来る」という意味もありますが、「グループを作る」「集まる」「団結する」「集結する」「(全てのパーツが噛み合って)うまくいく」という意味もあります。

     

    例)Both side have come together in a spirit of goodwill.

         (両サイドとも親善の気運のもとに団結した。)

    When the world must come together as one.
    =世界が一つとして団結するべきときが

     

     

  5. 全文訳
では、材料は揃いましたね!
1文通して訳してみましょう!
 
 
There comes a time 
時がきた
 
When we heed a certain call
僕らがあの叫びに耳を傾ける時が

When the world must come together as one
世界が一つに団結しなくてはならない時が
 
 

まとめ

いかがでしたか。
簡単な単語ばかりのようで、重要な表現がたくさんでてきますね。
これからどんな歌詞の世界が広がっていくのでしょうか。
 
次の記事では、次の一文を訳していきます。
楽しみにしていてください★